「もう一つの坑内掘(こうないぼ)りは、露天掘(ろてんぼ)りをしたあとに、さらに深く露出(ろしゅつ)させたい時や、あるいは、炭層(たんそう)が、深い場所にあったり、山の中腹(ちゅうふく)にあったり、海底(かいてい)にある場合に行われます。この場合、単純(たんじゅん)に掘(ほ)り出そうとすると、周囲(しゅうい)がくずれてきたりしてとぉっても危険(きけん)。そこで、しっかり周囲(しゅうい)を支(ささ)えておいたり、しっかり足場を作る作業(さぎょう)が必要(ひつよう)になります」
  T・BOYはちょっと情(なさ)けない顔になり
「あぶないんだぁ」
  とつぶやきました。
「坑内掘(こうないぼ)りでは、まず、岩石に、斜(なな)めのトンネル(斜坑:しゃこう)、垂直(すいちょく)の穴(あな)(立坑:たてこう)、水平(すいへい)のトンネル(水平坑道:すいへいこうどう)を掘(ほ)って、石炭に当たってから、掘(ほ)る場所(切羽:きりは)を作ります。また、それぞれの道には、斜坑人車(しゃこうじんしゃ)高速人車(こうそくじんしゃ)で移動(いどう)をします。坑道(こうどう)切羽(きりは)は、くずれないように、木や鉄製(てつせい)の枠(わく)で支(ささ)えたり、天井(てんじょう)に長くボルトを打って支(ささ)えるのです。
 採炭(さいたん)プラントでは、石炭をコンティニュアスマイナーやドラムカッターという機械(きかい)を使って石炭を掘(ほ)ります。どちらも、大きな鋼鉄製(こうてつせい)の円筒(えんとう)や厚(あつ)みのある円盤(えんばん)に歯をうえたものを回転させて、石炭をくずしていく仕(し)かけです。掘(ほ)った石炭はベルトコンベアーに乗(の)せられ、長い坑道(こうどう)を通って外に運(はこ)び出されます。おしまい」