【石炭は地球にどのくらいあるの?】
  歩きながら、3人の自由研究は続(つづ)きます。
「石炭はね、世界の色々な所にうまっていて、地中にうまっている石炭の量(りょう)のことを、"埋蔵量(まいぞうりょう)"と言うの」
「こんにちは。はじめまして。わたし、花です。はなちゃんって呼(よ)んでくださいませ 」
「はじめましてー!」
「というわけで、石炭の埋蔵量(まいぞうりょう)はわたしが説明(せつめい)しますわね」
  はなちゃんはクネクネと動きながら説明(せつめい)をはじめました。
「世界中の石炭の埋蔵量(まいぞうりょう)は、合計(ごうけい)して約3兆4,000万トン」
「さんちょうよんせんまんとん???」
  と、首をかしげたのはT・BOYです。
「でも、あまり深い所にある石炭は掘(ほ)り出すことができないので、実際(じっさい)に掘り出すことができる石炭の量(りょう)は、その3分の1以下の約(やく)9,000億(おく)トン。この実際(じっさい)に掘(ほ)り出すことができる石炭の量のことを"可採埋蔵量(かさいまいぞうりょう)"と呼(よ)んでますの」
  そう言いながら、はなちゃんはどこからか大きな地図を取り出しました。
「はい、これが、世界の地域別(ちいきべつ)に、石炭の可採埋蔵量(かさいまいぞうりょう)と生産量(せいさんりょう)を表した地図。アメリカ、旧ソ連(きゅうそれん)、インドや中国などに、多く可採埋蔵量(かさいまいぞうりょう)があるのがわかりますわよね」
  3人が顔をよせ合いながら紙をのぞきこむと、
「それをみると中国の生産量(せいさんりょう)がとっても多いのがわかるでしょう? 世界で1年間に掘(ほ)り出されている石炭の量(りょう)は、およそ51億(おく)トンで、その内の3分の1近くを中国がしめてますのよ」
「ごじゅういちおくとん?」
「石炭は、何億(おく)年から何千年もかかってできるものだから、今すぐ新しい石炭が生まれるわけではありませんわ。だから、使えば使うほど、地球にある石炭は、少なくなっていくことになります。このことは、化石燃料(かせきねんりょう)と言われる石油や天然(てんねん)ガスも同じですけれど」