「ホントホント。で、お待たせしました。石炭がどうやってできたかなんだけど……」
  と、そのとき。シャーっと音がしたかと思うと、
「それは、このアニメをみるとよくわかる!」
  いきなり、足に車輪(しゃりん)のついたなぞのテレビがあらわれました。
「だ、だれ?」
「うはははは。ぼくはミスター・TV。ぼくが石炭のできるまでをお教えしよう。むかし、むかし、そのむかし。海岸や湖畔(こはん)の、低(ひく)く平らで水がじめじめした所や、浅(あさ)いぬま地には、ロボクやリンボクという名前の巨大(きょだい)なシダ類(るい)がしげっていました」
  それを見たこねこちゃんは、びっくりして言いました。
「うわぁ、すごい大きな木がいっぱいっ」
「シダは、じゅみょうがつきるとたおれてしまいます。普通(ふつう)は、こうしてたおれた木はくさってしまいますが、地面に水があるとくさらずに地中や水中の底(そこ)にうもれてゆきます。
 さらに、地上では、また新しいシダが育ち、それ もじゅみょうがつきてたおれうもれます。たおれた木の上には、水が運んできた泥(どろ)や砂(すな)が積(つ)もってゆきます。
 やがて、地殻変動(ちかくへんどう)で、地面がゆっくり沈(しず)み水面がゆっくり上 がってきます。これを何度もくりかえすうちに、地中には、 たくさんの木がとじこめられ、その上にたくさんの土が積(つ)もってい くのです。そして、この上からの土の圧力(あつりょく)と、下からのマグマの熱( ねつ)によって、うもれた木は熱(あつ)く押(お)し固(かた)められ、黒い石のようなものに変(か)わります。
これが、最初(さいしょ)に生まれた石炭で、"泥炭(でいたん)"とよばれているものなのです。
 これを何度もくりかえし、何百万年、何千万年という長い間に、何百m 、何千mと、地下深くに石炭がうもれてゆくのです。 こうして、炭層(たんそう)ができていくのでした。おしまい」