「こんにちは。私、ミス・太陽でーす。ミスをすると、降(ふ)ってきまーす。よろしくでーす」
  あっけにとられていたじゅもくちゃんは、こほんっと小さくわざとらしいセキをして 気を取り直すと言葉を続(つづ)けはじめました。
「・・・・。ええと、なんだっけ? あ、時代(じだい)の話だよね・・・。で、じつは、恐竜(きょうりゅう)が生きていた時代は、2億(おく)年前から、数千万年前くらいなの。人類(じんるい)が誕生(たんじょう)したのは、500万年くらい前だから、ほらそう考えると、石炭がすごーくむかしにできたってことがわかるよね」
「これ、そんなむかしのモノなの?」
「石炭がどうやってできたのか、そのヒミツをさぐる前に、ちょっと"地殻(ちかく)"について聞いてね」
「ちかく? 遠く、とか近く、の近く」
「ぶっぶ〜、またまたハズレ! ミスでーす」
「いたぁい」
  ミス・太陽がこつんと、またT・BOYの頭に降(ふ)ってきました。
「あはは。あのね、地殻(ちかく)っていうのは、地球(ちきゅう)の表面から 深さ数十kmまでのところのこと。この地殻(ちかく)は、私たちは 感じることができないけど、常(つね)に、ゆっくりと時間をかけて動いているのよ」
  じゅもくちゃんは、ぽんぽんっと地面を足でふみ、
「沈(しず)んだり、うき上がったり、曲(ま)がったり、ずれたり。これが、"地殻運動"(ちかくうんどう)。そして、この動きが、大きく激(はげ)しくなった時が、"地殻変動"(ちかくへんどう)。地球の長〜い歴史(れきし)の中で、この地殻変動(ちかくへんどう)は何度(なんど)も起こってるの」
「よくわかんなぁい」
「そうだなぁー。地震(じしん)みたいなものかな。たとえば、高さが8000m以上もあるヒマラヤ山脈(さんみゃく)も、地殻(ちかく)が動いたことが原因(げんいん)でできたものなんだって」
「えーっホントにー?」
  こねこちゃんとT・BOYが声をそろえてさけぶと、じゅもくちゃんは笑(わら)いながらうなずきました。