Q2 石炭はどんな木からできるのですか。木以外でもできますか。1本の木からどれくらいできますか。
日本でとれる石炭は、大部分が古第三紀(こだいさんき)時代の木々が元になった石炭であるということが、おなじ地層(ちそう)から出てきた化石などから明らかになっています。
古第三紀時代とは、今から約6,500万年前から約2,500万年前までの約4,000万年間の時代です。
この時代には、多くのほにゅう類動物の祖先(そせん)がうまれ、植物はカエデ、ブナ、シュロなどの被子植物がたくさん育っていました。
日本ではおもにメタセコイヤなどの針葉樹(しんようじゅ 葉っぱの形が細長い)がおいしげっていたので、これらの植物が石炭になったと考えられています。
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| メタセコイヤの木 | メタセコイヤの葉っぱ |
地質年表を見てみましょう。
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日本の石炭は古第三紀に生きていた植物が変化したものであると先ほどのべましたが、それよりもさかのぼると「石炭紀」という時代がありますね。
イギリスなどヨーロッパでとれる石炭はこの石炭紀に生きていた巨大なロボクやリンボク、シダ植物が石炭の材料になっています。
木以外からできるかどうかですが、石炭の元となった樹木にはもちろんどろや土、微生物(びせいぶつ)とか小さな虫、藻(も)などがくっついていて、木と共に石炭になったかもしれません。
しかし、石炭になるまでに長い間ものすごい圧力と熱がかかっていることから、途中でとけたり分解(ぶんかい)されてしまったと思われます。
では、1本の木からどのくらいの石炭ができるのでしょうか?
樹木が石炭になると、その容積(ようせき)が10分の1くらいに圧縮(あっしゅく)するという説があります。
日本にある石炭層は、平均して厚さが1.5メートルくらいなので、簡単に考えると、たおれた木々が15メートルくらいの高さまでつみ重なり、石炭になったと思われます。
もっと昔の石炭紀時代の石炭層は、数十メートル以上の厚さ(あつさ)のところもあります。大昔にはたくさんの大きな木々がおいしげっていたのでしょうね。