Q16 地球温暖化を防ぐには、どのような発電のしかたがあるの?
太陽エネルギーとか水力エネルギーをつかった発電や原子力(げんしりょく)発電は地球温暖化を防ぐ方法としてとっても有効です。
でも、これだけでは電気がたりないので、どうしても石炭を使わなければなりません。
石炭火力発電所(せきたんかりょくはつでんしょ)で燃料(ねんりょう)として石炭がもやされると、二酸化炭素(にさんかたんそ CO2)が発生し、えんとつから大気中へでていってしまいます。
大気中に二酸化炭素がふえると大気の温度があがり、地球温暖化として問題になっていますね。
現在日本をふくむ世界各国で、効率よく石炭をもやして電気をつくり、二酸化炭素の排出(はいしゅつ)をより少なくし、環境にやさしい発電技術が研究(けんきゅう)・開発(かいはつ)されています。
その一部を紹介します。
「微粉炭火力発電(びふんたんかりょくはつでん)」:
現在世界にある石炭火力発電所で主に使われている技術です。日本国内で新しく作られる石炭火力発電所の多くが、この方式を採用(さいよう)しています。
粉状にこまかくくだいた石炭をボイラでもやして蒸気(じょうき)をつくり、その蒸気で蒸気タービンを回して電気をつくります。つくる蒸気の温度を上げたりして発電の効率を上げる研究がつづけられています。
「加圧流動床燃焼複合発電技術(かあつりゅうどうしょうねんしょうふくごうはつでんぎじゅつ)」:
石炭をもやしてつくった蒸気で回る蒸気タービンと,ボイラから出る高温・高圧の排ガスで回るガスタービンの二つから電気をつくる方法です。
この技術によってより効率よく電気をつくり、二酸化炭素の排出量も少なく、設備(せつび)もコンパクトになりました。
「石炭ガス化複合発電技術(せきたんがすかふくごうはつでんぎじゅつ)」:
現在研究・開発中の技術で、石炭をガス化炉へ入れて燃料ガスをつくりそのガスでガスタービンを回して電気をつくるのと、その排ガスが持っている熱を利用して蒸気をつくり蒸気タービンを回して電気をつくります。
今までよりも多くの種類の石炭を使うことができ、さらに効率よく電気をつくり、また、二酸化炭素の排出量も少なくなると期待されています。
このほかにもまだまだ新しい技術が研究開発されています。